再生治療:金丸先生講演その1『再び生まれる…再生』

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       最近、よくニュースで目にする『再生』あるいは『IPS細胞』の文字。
    しかし、一歩つっこまれると、
    詳しいことは、なんだかよくわからない…なんて方も多いのでは??


    今週末、『頭頸部領域の再生医療』について勉強をしてきました。
    これから数回にわたってお話して行きたいと思います。


     北山茂野歯科医院では年に何回か、『北山臨床研究会主催、不定期講演会』と称して講演会を開催しております。
    今週末はまさしく『再生医療』がテーマの講演会でした。
    通常、参加人数の制限はしないのですが、
    今回は、講師の先生の貴重なお話をじっくり拝聴したいと
    少人数の参加にさせていただきました。

     毎回楽しみにお待ちいただいている
    先生方、衛生士さんごめんなさい。。


    *************

     今回お招きした講師は、再生医療の最前線で活躍されている、 金丸眞一 先生です。

    金丸先生は、京都大学の耳鼻咽喉科の臨床教授であると同時に、
    北野病院、神戸医療センター病院で鼓膜再生や乳突蜂巣の再生など、耳鼻科領域の再生医学を世界トップレベルで診療、研究なさってます。

    当院の院長、副院長は、京都大学の再生医科学研究所で研究を行っていますが、
    その二人が、大変お世話になっており、かつ尊敬されている先生の1人です。

     さて、金丸先生の講演から。

    ■再生医療とは?

    再生医療の基本概念は『失われた組織や臓器の代替物をつくる』ということ。
    組織再建、人工臓器、臓器移植などがありますが、
    簡単にいうと元と同じものをつくることにあります。
    身近なところでいうと、コンタクトレンズもそうなんですね。

    ■再生医療をつくる3要素
     臓器再生に必要なことを金丸先生は作物に例え分かり易くお話してくれました。

    作物を作るために必要なもの
         種・土地
    ・肥料  この3つは欠かせなく水や日光、良好な環境があってはじめて作物が作られます。

    臓器再生に必要なもの
         細胞(種)・足場(土地)・調節因子(肥料)

    この3つがあってはじめて臓器が再生されます。
     細胞(種)には幹細胞が有ります。
    幹細胞は自己複製能をもち、2種以上の細胞再性能をもつものと定義されます。つまり臓器や組織を作る元となり得る細胞です。
    またこれらの幹細胞の頂点に立つのがES細胞やEG細胞です。
    IPS細胞ももちろん含まれます。
    IPS細胞がなぜ注目されるのかというと、我々の体にある、通常細胞に必要な遺伝子を導入してES細胞のような分化能をもたせることができ、倫理上の問題をクリアできるということです。

    細胞?足場?調節因子?難しい言葉のようですが、実は歯科の歯槽骨造成法もこの理論によって成り立っているのです。
    私達歯科衛生士が行うキュレタージ(SRP)も再生の場をつくるための環境造りと言えます。


    まずこの概念はきほんのキしっかり覚えておきましょうね。


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