エルメスに想う
2023年が始まりました。
新たな想いを持って今年を迎えた方も多いのではないでしょうか?
昨年(2022年)のお話ですが、京都の京セラ美術館で開かれたエルメス・イン・ザ・メイキング展から話題を一つ。
エルメスはハイブランドの頂点に立つと言っても過言ではないブランドの一つですが、ご存知の皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
職人技、お値段が高い、素敵、憧れ....様々な感想があることと思います。
私の感想は...「伝統的な技術を大切に、クオリティーの高い職人技」です。
革新はいつの時代も求められますが、伝統を大切にしながら、時代の移り変わりによって使用する器材は多少違えど、素晴らしい技術の積み重ね。ただただ感動。
ハイブランドの値段設定にも納得してしまいました。
価格だけにフォーカスを当てると「高価だから」一言で終わってしまいます。しかし材料の調達、制作に携わる方、技術等の価値を考えると、ハイブランドとしての妥当性があるんだなと納得するのです。
これを歯科に例えるとどうでしょう?
代表的な被せ物一つのセラミックスクラウンにしても自由診療で、保険診療に比較すると高価です。
しかし、そこには歯科医師と、技工物というモノを制作する歯科技工士(デンタルテクニシャン)、セラミックスクラウンを口腔内に入れることができるように歯周環境を整える歯科衛生士(デンタルハイジニスト)、患者さんが心地よく医院に通えるようにサポートしてくれる、コデンタルスタッフが関わってきます。
歯科という仕事を通じてのプロセスやストーリーにフォーカスが当たるよう尽力したい。
そう思ったのです。
- 2023.01.31 Tuesday
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- 21:17
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- by shigenodental