歯科医院のチーム医療に必要なのは"血"!?

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     皆さんこんにちは。

    書店で気になったことから。
    どこの本屋さんに行っても、夥しい数のダイエット本が書棚を埋め尽くしています。

    「○○だけダイエット」
    「ウエストが○センチ細くなる」
    「リバウンドなし!○○ダイエット」

    よく次から次へとアイデアが出てくるなあ、と感心さえします。
    身体のメカニズムはとても複雑です。たとえば、
    「今日食べた魚は、身体のどこのどの部分になったのか」
    正確に答えられませんよね。

     コラーゲンでお肌はつやつや!ヒアルロン酸やグルコサミンを飲んで関節は元気!
    そも高分子で構成されている物を食べても、肌に塗ってもそのまま吸収されるはずがない。

     身体が生命体ではなく、シンプルな構造だったらダイエットや美肌作りは簡単です。
     
    ところが、実際の身体は、各器官がお互い綿密に、影響しあう大変に複雑なものです。
     その中で唯一身体の各器官をめぐっているものがあります。「血液」です。血液循環が滞ると、組織や臓器に痛みが出たり、腫脹してきたり。。血液が体内を循環してくれ、立派な生命体としてなりえているのです。


     
    チーム医療も身体と同じです。

    歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、デンタルコーディネーター、受付スタッフ、クリーンスタッフ・・・歯科医療は一人ではできません。

     クリーンスタッフは患者さんに心地よく来院していただくために医院を清掃する、デンタルコーディネーターは、患者さんの抱えた悩みを歯科医師や歯科衛生士に伝える、歯科技工士は、患者さんがメインテナンスしやすく、機能的な顎運動を営める修復物を製作する…、など、すべてのスタッフが患者さんに向き合って初めて、チーム医療が成り立ちます。

    チーム医療は身体と一緒!では、チーム医療が円滑にかつ適切な働きを促す「血液」の働きをするものは何でしょうか?


    スタッフのコーチング?単に人を動かすしくみだけで成功するなら苦労はしません。
    NLP?マネージメント?しかし、高度な連携は難しいものです



    必要なものは「コンセプト」です。

    身体が常に、環境に適応し、変化し、成長し続けるように、歯科医療の現場では成長の基になる「コンセプト」は欠かせないのです。
    チーム医療がしっかり成り立っている医院は、「コンセプト」と声を高らかに言わずとも自然とできあがっています。
    コンセプトはそれぞれの医院が自ら作り上げるものなのです。

    医院にとっての「血液」。モチベーションを保ち続ける哲学なのです。

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