『かかりつけ歯科衛生士』のすごいところ

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     「かかりつけ」という意味は、ただ慣れ親しいことだけではありません。

    歯科衛生士に限らず、治療をしている歯科医師や患者さんをチームで支えるデンタルコーディネーターや受付で対応するスタッフも、患者さんのことを把握しています。

     

    歯科医師や歯科衛生士は職業柄、患者さんの口腔内を良く覚えています。

    顔を思い出すことができなくても口腔内写真をみると患者さんのことを思い出しますし、治療の履歴も覚えています。

    デンタルコーディネーターはというと、患者さんとお話した内容から、口腔内の状態だけでなく、趣味嗜好なども良く覚えています。

     

     患者さんが通院を重ねる度に、歯科医院側は患者さんを診るごとに、患者さんのことをより理解していきます。

     

     だからこそ、急に患者さんの来院が途絶えたりされると、どうかしたんだろうかと心配するのです。

     

     

    ■かかりつけ歯科衛生士が持つ力とは?

     

    歯科衛生士の技能、診査力が高いレベルにあることはなんでしょう?

    言葉を恐れずにいえば、それは「診断能力」の高さです。

     

    ■かかりつけ歯科衛生士と、通院継続の重要性

    何の症状もないときに歯医者さんに通う。一見、無駄にみえるという気持ちはわからないでもありません。しかし、今が良いからその状態がずっと続くという保証はありません。

     

    たとえば天気予報。地球内外から、人類の英知をかけてあらゆる地域の天候を監視、分析しています。天気予報をみずに、雨が降ってから傘を用意するのは、無駄が多いと言うことになります。メインテナンスのために歯科医院にかようと言うことはある意味天気予報と同じで、言い換えると「転ばぬ先の杖」、つまり、問題が起こる前に様々な観点から事象を分析し、問題が起きないように予防すると言うことになります。

     

    優秀な歯科衛生士は患者さんの様々な変化を見逃さず、エビデンス(証拠)や過去の経験と照らし合わせて患者さんの状態を判断をします。

    そのために欠かせないのは「患者さんが通院を怠らないこと」なのです。

    かかりつけの醍醐味とは、歯科衛生士と患者さんとの関係の深さともいえますね。

     

    このブログでたびたび、歯科衛生士は治療計画に関心を持ち、勉強すべきと説いてきました。そうしたかかりつけ歯科衛生士を持つということが、よりよい口腔の健康を維持できるのではないでしょうか。

     


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