なぜ患者さんは『かかりつけ歯科衛生士』を求めるのか?
数年前から、健康をテーマとした番組がとても多くなってきたと感じます。健康に良い食習慣、認知症にならないための口腔ケア、長寿のための生活習慣など、メディアで多くとりあげられてます。
ここで注目したいのは、どの話題にも「口腔内の健康」が含まれることです。
糖尿病・脳卒中・心筋梗塞・誤嚥性肺炎・癌・低体重児早期出産などのリスク。歯周病がそれらに強く影響することはもはや周知の事実。口腔内と全身の健康との関わりが意識されていることがわかります。
当院には、「入院することになったのでその前にメインテナンスを受けたい」という患者様や、退院後に真っ先にメインテナンスで受診される患者様が少なくありません。むろん入院することになった病院でも口腔内のメインテナンスは行われます。しかし、今まで受診していた歯科医院で、かつ同じ担当の歯科衛生士に口腔内を管理をしてもらいたい。そう願う患者さんが多いのです。
長年患者さんのお口の中を見ている歯科衛生士は、患者さんの磨き方の癖やいつも炎症がある箇所をしっかり把握しています。歯間ブラシの通し方のくせ、生活習慣、趣味嗜好なども気にしています。
だからこそ、患者さんもメインテナンスの重要性や、口腔環境の重要性を知ることになっていると思えます。口腔内を理想的な状態に保つことが、全身の健康につながることを体感しているのです。
- 2019.04.09 Tuesday
- 歯と健康
- 20:21
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- by shigenodental