生活の質の向上と『摂食嚥下』

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     食物を摂取して、咀嚼し飲み込む。そして、食物を食道から胃へ送り込む。
    日々の臨床では最初の『咀嚼』に注意が行きがちですが、『嚥下』まで考えることが歯科の重要な役割でもあります。

     日常臨床で、患者さんのこんな声をきいたことはないでしょうか?

    「最近、歯の周りや歯茎の付け根あたりに食べかすが残るようになったんですけど・・」
    「頬の内側をこの頃よく咬むのですが、なぜでしょうか?」
    「最近、食べ物を食べるとき、むせ返ることが多くなって…年なんですかね〜」

     年齢を重ねると口腔周囲諸筋群も衰えてきます。歯科治療を行い歯列弓が保全されていても、頬粘膜を咬みやすくなったり、食物が頬粘膜や口腔前庭に停滞したりするという変化がみられることがあります。
     対応するには、それら口腔内の変化をいち早く察知し、患者さんの訴えをよく聞き対応する『メインテナンス』がまず大切ですが、加えて『嚥下』に目を向けることこそ昨今はとても重要と考えています。
     なぜならば、『嚥下』がしっかり出来れば、誤嚥性肺炎等も防げるだけでなく全身の栄養にも有利だからです。
     美味しい物を美味しく食べることが出来る、しっかり飲みこむことができる。歯科のテーマでもある『嚥下』は、生活の質の向上につながり、ひいては介護現場等でも重要視されています。

     では、『嚥下』に必要なことはなんでしょう。

     それは"口腔周囲諸筋群の運動"です。

     現在、口腔周囲諸筋群を鍛える「あいうべ」体操や「おくちのリハビリ対策メニュー」など様々な運動が紹介されています。
    生活の質の向上という観点で、ぜひ患者さんに紹介していきたいですね。

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