業界特性からみる、歯科衛生士のリーダー論

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      歯科衛生士向けセミナーで講演していると、受講生からよく受ける質問があります。

     「スタッフみんながついてきてくれない...一人で頑張っているようでつらい...」

     指導者の悩み、ですね。若い方の意識の変化などが昨今の特長だが、歯科業界に限ったことではない。

     指導する立場ゆえの、リーダーとしての悩みです。業界、組織形態を問わず、抱きやすい悩みかもしれません。指導は、受ける方が楽なものです。

     組織内での指導については巷に参考書、ノウハウ本は溢れていますので、手に取ることもあるかもしれません。
     しかし、私は指導する際、歯科業界特有の課題があると考えています。


     歯科とは、患者さんに診療、治療を行い対価を受け取る。業態でいえば個人相手のサービス業といえるでしょう。しかし、サービス業でも、大きく異なる点がひとつあります。

     それは、レストランなどのように、お客さん側との知識差が少なく、自己判断がしやすいものではないということです。
     例えば「クリーニングをして下さい」という患者さんが来院したとします。
    レストランであれば客もサービス提供側も、成果(=ゴール)についてそれほど誤解はないでしょう。

    しかし、歯科医院は違います。

    来院される患者さんで、自分の口腔内の現状と将来像を正しく見据えている方は少なく、また
    歯科医院側と患者さんでは治療ゴールへの認識に大きな差があることが多いのです。

    その患者さんにあったセルフケアやプロケア、歯周病について、歯周病が引き起こす全身疾患など…患者さんが知らない情報を提供することも欠かせません。将来のより良いデンタルライフを共有して、仕事にかかることが望ましいのです。

    忙しい日々の臨床現場では、患者さんを見据えた仕事の目的がぶれがちです。

    リーダーの役目は次の3つを迷いなく伝えられること。

    1.誰のために
    2.何を提供するか。
    3.何を学ぶべきなのか。

    新人が学ぶべきことをブレずに明確にしてあげること。これが先ず大切なことですね。


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