そこにあるべき姿を再現する〜インプラント(その2)

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      天然歯とインプラントを取り巻く環境には、圧倒的な違いがあります。それはなんでしょう?

     
     天然歯は結合組織性付着、及び上皮性付着を持ちます。
    細菌は歯肉溝から侵入し、上皮性付着を破壊しさらに、結合組織性付着を壊そうとします。
    いいかえるとこれら二つの付着によって、身体は細菌の侵入に抵抗しようとします。

     インプラントには大事な細菌に抵抗する、
    結合組織性の付着がありません。
    つまり細菌の侵入に対して弱いのです。

     いつも当ブログで触れていることですが、歯科衛生士としてメインテナンスを行う際、どうしても手技業務に目がいきがちです。もちろん、大切なことに変わりありません。

    しかし、日々の診療で、口腔内にわずかな差異を見つけ出す視点、『変化』を捉える目の重要性こそが、歯科衛生士、歯科医のレベルを大きく左右します。


    修復物を製作するうえで大切なことは、そこにあるべき姿を再現すること...

    愛歯校長の桑田正博先生から教えられた言葉です。


     一見言葉はやさしいのですが、何もない場所に"あるべき姿"を見る、という大変難易度の高いことを指摘されています。この視線、視点こそがインプラントのメインテナンスに欠かせない 「プロフェッショナルな目」であり、尊さなのです。長年の学習と臨床キャリアを重ねないと、なかなか身につくものではありません。


     当院での院長のインプラント治療の実績は30年以上です。しかし、この実績は、歯科医師と歯科衛生士、インプラント治療を受けた患者さんの3者によって重ねられてきたものです。

    ☆いかに患者さんがメインテナンスしやすい歯周環境につくりあげているか?

    ☆インプラントと天然歯の歯周環境の違いを理解し、メインテナンスの手法を熟知しているか?

    ☆患者さんがいかに定期的に医院にメインテナンスで来院していただけるか?


    先日のブログでも触れましたが、患者さんに聞かれることが多い

    『インプラントはどのくらいもちますか?』

    という質問。さて、どう答えましょうか?






    生体は、明日どうなるかは誰にもわかりません。これが私たちの解答です。

     人工のものを口腔内で長く持たせるには、医院サイドの努力だけではなく患者さんが医院にメインテナンスで通っていただくことの重要性を忘れてはいけません。



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