手洗い、うがい、そしてなんといっても起床直後の歯磨きは必須!

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     コロナウイルスが猛威をふるっており、冬という季節もあいまって感染への心配はつきません。

     

    さて、以前このブログでもお話しました「標準予防策(Standard  Precautions)」。
    「全ての湿性生体物質は、何らかの感染性を持っている可能性がある」という概念を前提にした感染予防対策の総称です。

    例えば、手洗いひとつとっても洗い方やその後の処理などにより、感染しやすさは変わります。感染の原理を知ることが重要ですね。

     

    そこで、当院で気をつけ実施していることを今回ご紹介します。


    ■感染対策の柱:手洗い(手指衛生)。

    1)まず流水で水洗いし、付着した有機物を取り除きます。(手指に付着した有機物は消毒剤の作用を減弱させるためですが、院内では電解中性機能水がすべての水道の蛇口から出てきます)

    2)ハンドソープなどを用いて手指全ての表面を十分に泡をたて、互いに強くすりあわせます。

    3)指先、特に爪の周囲、指の間、手背、手首及び親指の付け根を十分に洗います。

    4)その後流水で十分に洗い流し、ペーパータオルでふきとり乾燥させます。


    ■EO水*を用いて:うがいを行います。
    *酸化電位水(EO水)は水道水に食塩を加え電気分解を行い生成されます。多くの病原微生物やウィルスを瞬時に除菌しますが、薬品と違って残留性がなく、人体に無害です。EO水は様々な場面で応用されています。

    ※北山茂野歯科医院では各患者さんの治療前及び治療後のユニット清拭や口腔内洗浄また患者さんのご自宅での含嗽用とし患者さんにお分けしています。


    ■重要な予防策として再認識: 起床後の歯磨き。

     就寝中は唾液の分泌量が減ります。口腔内は細菌が繁殖している状態です。朝起きてうがいをする方は多いようです。しかし、うがいだけでは細菌を除去することはできません。ブラッシングを行うことによってはじめて細菌数を減らし、ウイルス等が上気道で感染するリスクを減らすことにつながります。ブラッシングつまり起床後の歯磨きが予防のポイントです。

     

     

     以上の3つのことを、標準予防策として大切にして特にこの期間は乗り切っていこうと思います。


    『かかりつけ歯科衛生士』のすごいところ

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       「かかりつけ」という意味は、ただ慣れ親しいことだけではありません。

      歯科衛生士に限らず、治療をしている歯科医師や患者さんをチームで支えるデンタルコーディネーターや受付で対応するスタッフも、患者さんのことを把握しています。

       

      歯科医師や歯科衛生士は職業柄、患者さんの口腔内を良く覚えています。

      顔を思い出すことができなくても口腔内写真をみると患者さんのことを思い出しますし、治療の履歴も覚えています。

      デンタルコーディネーターはというと、患者さんとお話した内容から、口腔内の状態だけでなく、趣味嗜好なども良く覚えています。

       

       患者さんが通院を重ねる度に、歯科医院側は患者さんを診るごとに、患者さんのことをより理解していきます。

       

       だからこそ、急に患者さんの来院が途絶えたりされると、どうかしたんだろうかと心配するのです。

       

       

      ■かかりつけ歯科衛生士が持つ力とは?

       

      歯科衛生士の技能、診査力が高いレベルにあることはなんでしょう?

      言葉を恐れずにいえば、それは「診断能力」の高さです。

       

      ■かかりつけ歯科衛生士と、通院継続の重要性

      何の症状もないときに歯医者さんに通う。一見、無駄にみえるという気持ちはわからないでもありません。しかし、今が良いからその状態がずっと続くという保証はありません。

       

      たとえば天気予報。地球内外から、人類の英知をかけてあらゆる地域の天候を監視、分析しています。天気予報をみずに、雨が降ってから傘を用意するのは、無駄が多いと言うことになります。メインテナンスのために歯科医院にかようと言うことはある意味天気予報と同じで、言い換えると「転ばぬ先の杖」、つまり、問題が起こる前に様々な観点から事象を分析し、問題が起きないように予防すると言うことになります。

       

      優秀な歯科衛生士は患者さんの様々な変化を見逃さず、エビデンス(証拠)や過去の経験と照らし合わせて患者さんの状態を判断をします。

      そのために欠かせないのは「患者さんが通院を怠らないこと」なのです。

      かかりつけの醍醐味とは、歯科衛生士と患者さんとの関係の深さともいえますね。

       

      このブログでたびたび、歯科衛生士は治療計画に関心を持ち、勉強すべきと説いてきました。そうしたかかりつけ歯科衛生士を持つということが、よりよい口腔の健康を維持できるのではないでしょうか。

       


      なぜ患者さんは『かかりつけ歯科衛生士』を求めるのか?

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         数年前から、健康をテーマとした番組がとても多くなってきたと感じます。健康に良い食習慣、認知症にならないための口腔ケア、長寿のための生活習慣など、メディアで多くとりあげられてます。

        ここで注目したいのは、どの話題にも「口腔内の健康」が含まれることです。

         

         糖尿病・脳卒中・心筋梗塞・誤嚥性肺炎・癌・低体重児早期出産などのリスク。歯周病がそれらに強く影響することはもはや周知の事実。口腔内と全身の健康との関わりが意識されていることがわかります。

         

         当院には、「入院することになったのでその前にメインテナンスを受けたい」という患者様や、退院後に真っ先にメインテナンスで受診される患者様が少なくありません。むろん入院することになった病院でも口腔内のメインテナンスは行われます。しかし、今まで受診していた歯科医院で、かつ同じ担当の歯科衛生士に口腔内を管理をしてもらいたい。そう願う患者さんが多いのです。

         

         長年患者さんのお口の中を見ている歯科衛生士は、患者さんの磨き方の癖やいつも炎症がある箇所をしっかり把握しています。歯間ブラシの通し方のくせ、生活習慣、趣味嗜好なども気にしています。

        だからこそ、患者さんもメインテナンスの重要性や、口腔環境の重要性を知ることになっていると思えます。口腔内を理想的な状態に保つことが、全身の健康につながることを体感しているのです。

         


        予防歯科〜歯を守ること = 健康な身体の維持〜

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          「歯がぐらぐらしているが、この歯を大事に守っていこうとメンテナンスを受けている。」

          「しっかり咬めず、あちこち歯茎が腫れるが、毎月歯科医院に通っている。」

           

          これらは予防歯科だ、というイメージを持たれるかもしれません。

          しかし、当院が考える予防歯科とは全く違います。

           

          ●「予防歯科」の本当の意味

           

          お口の中の2大疾患は虫歯と歯周病です。

          虫歯と歯周病の発生を止める、再発を防止すること。それが予防です。

           

          治療した歯周病の再発を防ぐ。治した歯の虫歯の再発を防ぐ。かぶせた歯がトラブルなくお口の中で維持される。

          治療する歯がない患者さんも、今後トラブルが起きないようにお口の中を管理していく。

          これらを目標にプロフェッショナルによるケアで予防を提供しています。

           

          不健康な状態のまま、さらに悪化させないようにすること等とは異なり、

          よりよい健康を維持できてこそ"予防歯科"といえるのです。

           

           予防処置の前に、歯周病であれば先ず歯周治療が必要になりますし、虫歯治療も行います。

          虫歯も歯周病も生活習慣病と言えますから、患者さんの生活習慣を少し見直してもらう必要もあります。

           

          お口の健康な状態を維持していくために、歯科医院では患者さんが日常、自宅でお口の中のお掃除できない(セルフケアができない)部分に対し専門的なケア(プロフェッショナルケア)を行いメインテナンスプログラムに入って行きます。つまり予防のプロセスに入るのです。

           

          ●患者さんの状況にあわせた。予防歯科は本来オーダーメイドです。

           

           患者さんのお口の中はそれぞれ違います。インプラントを入れている方、可撤性義歯を入れている方、プラスティックの詰め物をしている方、セラミックや金属製の歯を入れている方などなど。

           患者さんの生活習慣も違います。子育てや仕事で忙しくお口の中がしっかり磨けない方、糖尿病や高血圧など様々な疾患がある方、甘い物が好きでよくおやつを食べる方などなど。

           

           生活習慣も違えば、生活環境もそれぞれ全く違うのです。

           

           というわけで、患者さん個人個人で予防プログラムが違います。

          予防処置に掛かる時間はお口の中の環境によって違うため必要な時間は様々です。

          実際に行う予防処置の一例を流れでご説明挙します。

           

          【1】前回と来院時の口腔内の変化を確認します。(お口の中のレントゲン、口腔内写真歯周診査等を記録しお口の中の変化を察知します)

           

          【2】全ての歯の周りを手作業で特殊なインスツルメントを用い、歯の周りについてしまった汚れを1本1本落としていきます。(天然歯は超音波インスツルメント等でクリーニングをする場合もありますが、セラミックが口の中にある場合はセラミックに傷がついてしまうため超音波インスツルメントが使えません。)

           

          【3】患者さんに適したフロス・歯間ブラシ・歯ブラシを用いて、歯の間と歯の表面をきれいにしていきます。

           

          【4】その患者さんに適した歯磨用ペーストを用い、チップで歯の表面に汚れがつきにくいように磨いていきます。

           

          【5】虫歯予防や知覚過敏予防のために歯にコーティングを行います。

           

          【6】お口の中をクリーニングしていて、術者が問題と感じた部分や磨き残しのある部分を患者さんにお伝えして、さらなる口腔内の清掃を強化します。

           

           

           

           毎日使う物だから、お手入れも大切。どこかのCMでも聞いたことがあるようなフレーズです。

           お口は食事をとり、飲み物を飲む、会話をし、時には笑う。さまざまな役割を担っているのです。


          口腔ケアがなぜ重要なのか?〜 歯科とインフルエンザ対策〜

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              皆さんもよくご存じのように、朝起きたときの口の中は非常に汚いといえます。

            細菌数と細菌が出す酵素の量は「便10グラム分」に匹敵します。つまり、

             

            『起床時の口の中=便10グラム』

             

            というわけです。就寝前に歯をしっかり磨いても、就寝中に唾液の分泌量が低下するため口の中の細菌数は爆発的に増えてしまうのです。

             なので、とにかく朝起きたら、先ず歯を磨く!!!

            これが健康の第一歩につながります。

             

             今年もインフルエンザの拡大が心配されています。

            乾燥が進む冬の時期は特に注意が必要です。

             

             インフルエンザウイルスは、細菌が出すタンパク分解酵素(プロテアーゼ)と出会うことによって感染が起こります。

            口腔内細菌が増加し喉まで広がり、喉での細菌叢がウイルスにより感染すると、その奥(下部気道)にまで感染が広がっていくのです。気道の粘膜には防御機構があります。しかし息を吸い込んだ時にウイルス粒子は気道粘膜に付着し、粘膜の防御もはねのけて喉の細菌を足がかりにして細胞内に侵入してしまいます。

             

             つまり、インフルエンザウイルスが活発になるか否かは、口腔ケアに委ねられる部分も大きいといえるのです。

             

             起床直後の歯磨きにより、口腔内細菌の数だけでなく、細菌の出すタンパク分解酵素のレベルを減らすことができれば、インフルエンザ感染のリスクも低下するというわけです。

             

             お口の中を清潔に保つ『正しい口腔ケア』。それはインフルエンザに罹患しにくくする非常に有益な手立てなのです。

             

             


            呼吸が止まる!? 〜いびきと疾患 

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               「いびき」は寝息とは違う、病的な状態であることをご存じでしょうか?

               

              いびきというと一般的には男性のイメージですが、

              女性も更年期を過ぎたあたりからいびきをかく人が増えます。

               

              ■睡眠時に呼吸が止まる。恐ろしい疾患

               

              こんな場面に遭遇したことはないでしょうか?

              ガアガアといびきをかいていた人の呼吸が急にすっと止まる。

              周りにいた人はどうしたんだろうと、いびきの主をのぞき込む。

              すると「フーッ」と呼吸が再開する。こうした状況が一晩に何回も繰り返される…。

               

               いびきと密接に関係のある代表的な疾患に『睡眠時無呼吸症候群』があります。

              前述した状況は、まさにこの疾患なのです。

               

               つまり睡眠時無呼吸症候群とはその名の通り、"眠っている最中に呼吸が停止する事によって

              様々な疾患を引き起こす"とても恐ろしい病気なのです。

               

              『習慣性のいびきがある。』『昼間に異常に強い眠気を感じる。』

              『睡眠時間を十分とっているはずなのに、どうも朝疲れがとれていない。』

              という方は、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群かもしれません。

               

              ■睡眠時無呼吸症候群のメカニズム

               

               呼吸とは、空気中の酸素を体内に取り込み、体細胞内に送り届け、細胞内で産生された

              二酸化炭素を外気に排出することを言います。

              換気とは吸気と呼気を繰り返し外気と肺の空気の交換を行うことで、

              換気が低下すると肺胞内及び血液中の酸素は減少し、二酸化炭素が蓄積されます。

              そして血液中の二酸化炭素が増え、血液pHが下がるのです。

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              眠る

              睡眠時無呼吸・低換気

              肺胞ガス交換障害

              低酸素血症

              覚醒

              換気再開

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              これらが起こることにより、不正脈や、内分泌・脂質代謝異常を起こします。

              睡眠時無呼吸症候群の患者は一般人口に比して高血圧症が2倍・狭心症が3倍・心筋梗塞や脳梗塞などが

              4倍の有病率であるという報告もあります。(Weke Up America:A National Sleep Alert)

               

               

              ■睡眠時無呼吸症候群と歯科医療との関わり

               

              さて、これまで書いてきたことは一見、歯科とは関わりが薄いと思われるしれません。

              しかし、オーダーメイドのマウスピースによって、睡眠時の下顎の位置を変えたり、

              あるいは口腔内容積を広くとることで、睡眠時無呼吸症候群に対応できる場合もあります。

              つまり、歯科とも密接に関わりがあるといえます。

               

               


              生活の質の向上と『摂食嚥下』

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                 食物を摂取して、咀嚼し飲み込む。そして、食物を食道から胃へ送り込む。
                日々の臨床では最初の『咀嚼』に注意が行きがちですが、『嚥下』まで考えることが歯科の重要な役割でもあります。

                 日常臨床で、患者さんのこんな声をきいたことはないでしょうか?

                「最近、歯の周りや歯茎の付け根あたりに食べかすが残るようになったんですけど・・」
                「頬の内側をこの頃よく咬むのですが、なぜでしょうか?」
                「最近、食べ物を食べるとき、むせ返ることが多くなって…年なんですかね〜」

                 年齢を重ねると口腔周囲諸筋群も衰えてきます。歯科治療を行い歯列弓が保全されていても、頬粘膜を咬みやすくなったり、食物が頬粘膜や口腔前庭に停滞したりするという変化がみられることがあります。
                 対応するには、それら口腔内の変化をいち早く察知し、患者さんの訴えをよく聞き対応する『メインテナンス』がまず大切ですが、加えて『嚥下』に目を向けることこそ昨今はとても重要と考えています。
                 なぜならば、『嚥下』がしっかり出来れば、誤嚥性肺炎等も防げるだけでなく全身の栄養にも有利だからです。
                 美味しい物を美味しく食べることが出来る、しっかり飲みこむことができる。歯科のテーマでもある『嚥下』は、生活の質の向上につながり、ひいては介護現場等でも重要視されています。

                 では、『嚥下』に必要なことはなんでしょう。

                 それは"口腔周囲諸筋群の運動"です。

                 現在、口腔周囲諸筋群を鍛える「あいうべ」体操や「おくちのリハビリ対策メニュー」など様々な運動が紹介されています。
                生活の質の向上という観点で、ぜひ患者さんに紹介していきたいですね。

                バイオフィルムと全身疾患

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                    ーバイオフィルムー
                   患者さんとお話ししていると、最近少しずつ認知されるようになってきたことを感じます。

                  バイオフィルムは「台所の排水溝あたりのぬめぬめしたもの」や「お風呂のふたのぬめぬめしたもの」と表現できます。簡単に言うと雑菌の集合体が自分たちの出す糖タンパク質で覆われ、それがぬるぬるするのです。お口の中のプラークも様々な細菌が集合体となった「バイオフィルム」と言えます。

                   そもそも、バイオフィルムとは前述したように「細菌の分泌する多糖体が高分子化合物をつくりその中で細菌がさらに集合体となったもの」
                  バイオフィルム中の歯周病菌によって「糖尿病・脳血管障害・心筋梗塞・糖尿病・ガン・低体重児早期出産…」等のリスクが高まる事もわかっています。

                   治療や予防にやっかいな存在と思っておられる方も少なくないかもしれません。


                   その中でも、糖尿病について。歯周病の予防が、糖尿病の発症や糖尿病の緩解につながることはご存じですか?

                   歯周病菌が産生する内毒素はTNF-α(腫瘍壊死因子)の産生を推し進めることがわかっています。TNF-αは、血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるため、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうことにより糖尿病の発症と密接にかかわります。
                  また内臓肥満であるとTNF-αが多く発現することもわかっています。


                  バイオフィルムの除去→口腔の健康を保つこと→全身の健康につながる。

                  こうした連鎖の意識を、患者さんに定着させる事が大切です。

                   昨今、テレビ広告では、バイオフィルムを破壊するうがい薬なんて宣伝しているものもあるようですが、うがいや抗菌薬は全く効果がありません。高分子化合物は隙間がないために分子量の違う、抗菌剤・抗生剤・抗体がバイオフィルムの中に入り込むことができないからです。

                   つまりバイオフィルムは、スケーリング、ルートプレーニング、そしてブラッシングといった「物理的除去」によって破壊するしかないのです。

                   口腔内から全身まで患者さんの健康を守る仕事。私達歯科衛生士の使命は大きいのです。



                  人はなぜ歯を磨く?!

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                      人はなぜ歯を磨くのでしょう??

                    患者さんに聞くと様々な答えが返ってくる質問の一つです。

                    「口臭が気になるから。。」
                    「小さい頃からお母さんに言われているから。。」
                    「口の中がすっきりするから。。」
                    「みんな磨いているし、それが当たり前だから。。。」

                     中には「インプラントやセラミックは歯を磨かなくていいんでしょう?」
                    なんていう驚くべき答えが返ってくることもあります。

                     それだけ患者さんの思いや考えは千差万別です。


                    ■本質は、細菌の集落を除去すること

                     私達、歯科衛生士はブラッシングの目的を「口腔内細菌叢の改善=プラーク除去である」と認識しています。患者さんに冒頭のような質問をしたとき、その答えをモチベーション時に役立ててTBIを行います。

                     モチベーションアップは、口臭と歯周病の関係性を患者さんに伝えることなど様々ですが、Keyはプラーク除去の重要性を患者さんに伝えることです。

                    よく新人の歯科衛生士さんはTBI時に染め出しを行って
                    「赤くついている部分をしっかりとれるようにブラッシングして下さい」
                    と患者さんに伝えている方を多く見かけます。
                    間違いではありません。
                    しかし、本質が伝わっているとはいえません。

                     赤く染め出されている部分は細菌の集落。除去しないと虫歯や歯周病が引き起こされてしまう。こうした認識の定着が重要であり、患者さんに伝わらない限り、予防は決して成功しません。

                     プラーク除去という本質的認識の上に、患者さんに応じたブラッシングテクニックの
                    伝授があるのです。

                     人はなぜ歯を磨くのか?

                    一歩突っ込んで見つめ直し、認識が定着しているかどうか確認したいものですね。

                    Standard Precautions

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                        毎日寒い日が続いていますね。都心では本格的な積雪がありました。
                      昨今のニュース番組ではインフルエンザの予防策の文字を多くみるようになってきました。

                       「予防」は医療に携わる上で重要なキーワードです。
                      なぜなら生体は感染と切っても切れない間柄だからです。

                       スタンダードプレコーションズという言葉を聞いたことはありますか?

                      「Standard Precautions」標準予防策
                      〜標準予防策とはすべての湿性生体物質は何らかの感染する可能性を持っている〜

                      つまり感染の概念を前提にした対策の総称です。


                       たとえばインフルエンザの予防でも手洗い・うがいの重要性は知られていますね。
                      感染対策の基本中の基本である「手指衛生」です。
                      手指から有害な微生物を取り除くことにより、手指による微生物の伝播を遮断することが重要なんですね。湿度の管理ももちろん重要です。

                      日常的な行動も、標準予防策という概念を元においているかどうか、実医療的な行為といえるのです。
                      実例を2つ挙げてみましょう。

                      ■起床後の歯磨き
                      睡眠中に繁殖した口腔内細菌が咽頭部粘膜を刺激することによって、ウイルスなどが粘膜から感染するリスクが高くなります。
                      これを予防するために、歯磨きを行って口腔内の細菌叢を改善することが大切です。
                      朝起きて歯を磨く、さらに朝食を食べて歯を磨く..つまり朝は2回の歯磨きが重要です。

                      ■ヒートショック
                      暖かい部屋から寒い部屋へ行くと『ゾクゾクする』そんな経験ありませんか?
                      室温の変化によって血圧が急激に上昇したり下降したり、脈拍が早くなったりする状態のことをいいます。 室温の変化にさらされた人間の体は体温を一定に保つために、血管が急激に収縮し血圧の変動や脈拍の変動を起こします。
                      つまりこれがヒートショックです。
                      ヒートショックは、心筋梗塞や脳血管障害などにつながりかねない危険な状態と言えるのです。
                      『暖かくしてくださいね』患者さんにかけるこんな一言にも意味があるのです。


                      私達は患者さんのお口の中を管理するだけでなく、全身の健康も気遣う!
                      つまり全身のことも勉強しなければいけない。
                      でもこれってプロとして大切なことですよね!



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