医院待合室も冬の装い

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     新年おめでとうございます。

     当医院の待合室も冬の装いです。
    壁にかけた立派な書、『冬日閑(のどか)』。
    冬の長閑な趣を味わい、健やかに、日々を過ごせる幸せを噛み締めたいものです。

    書 閑日冬

    さて、昨今「一流」という言葉を目にする機会が増えたように思います。
    豊かになった証ともいえるかもしれませんし、一流が減った…のかもしれません。

    この年末「一流の仕事」ってなんだろう?と考えていました。

    一流のプロ。彼らは、ものごとをとても簡単にこなします。
    とても軽やかに洗練されています。

    ・本質は何かを常に問う姿勢があり、
    ・大切なこととそうでないことを見分けることができ、
    ・自分の仕事を論理的に把握できる

    3つの力が備わった人ではないかと思うのです。
    例えばスケーリングひとつとっても、上の3つをくぐれる人とそうでない人は結果が全く違ってくる。

    少しでも一流に近づければと精進したいと肝に銘じた年明けでした。

     

    京都北山恒例のハロウィン祭り(3)

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      次なるカボチャ作品をご紹介。

      アーティストkちゃんのデザインを、テクニシャンO氏は見事にカービングしました。
      日頃は緻密な歯列を製作するO氏も、さすがに大変だったらしく製作時間はなんと"12時間半"!

      それでも口腔内に入る補綴物のように、細部の再現性に独特のこだわりがみられる職人技。当医院自慢のテクニシャン(歯科技工士)です。

       
      デザインにあわせて彫り上げたカボチャ。
      にぎやかなハロウィンの風景です。

       
      上からみた図。北山茂野歯科医院の文字です。



      ■↓中にライトをいれるとこんな感じ。もちろん北山茂野歯科医院のシンボルロゴ入り。



      ■↓このかわいいかぼちゃは、Tちゃんのデザインで作製。小さなお子さんには好評です。



      「いったい来年はどうなるんだろう…」という一抹の不安を抱えるテクニシャンO氏なのでした。

       

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      京都北山恒例のハロウィン祭りがはじまります!


      京都北山恒例のハロウィン祭り(2)

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         今年のハロウィン、当院カボチャのデザイン。

        O氏がカービングすること6時間。
        できあがりました!!



         ライトを入れると、素敵な『Happy Halloween』が浮かび上がります。


        さて、アーティスト Kちゃんの次なるデザイン作品はコレ。
        素敵な配色です。



        果たしてテクニシャンO氏はカービングができるのか?!
        楽しみです。

        京都北山恒例のハロウィン祭りがはじまります!

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          今日は少しブレイク…

          京都北山恒例のハロウィン祭りが始まります。
          北山茂野歯科医院、今年のカボチャのデザイン。
          描いたのは大学生のKちゃん(アーティスト)。
          それを彫るのはテクニシャンのO氏。

          昨年はとても評判がよかったので、今年も楽しみです。

          ハロウィーン

          デンタルIQの高まりを感じる日々

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             日々の診療で最近感じることがあります。
            「金属のかぶせモノは嫌だ」という患者さんがかなり多くなりました。

            口腔内の金属修復物によって引き起こされるアレルギーの問題が、メディアで取り上げられがちなことも理由の一つのようです。
            審美要因よりも、健康を考慮する患者さんが増えていることはうれしいことですね。

             歯科材料において、生体にとって優しい材料、つまり生体親和性(Biocompatibility)が高い材料は、インプラントに使用される
            純チタンやジルコニアを含むセラミックスに代表されます。
            セラミクスは金属よりもより天然歯に近い審美性や機能を追求できる材料であり、修復材料として歯列の中において
            「そこにあるべき歯を再現できる」材料とも言い換えることが出来ます。患者さんの咬合状態や、悪習癖の有無、支台歯の状態などを様々考慮してセラミックの種類が選択されます。

            つまりそれだけ精度が求められる修復治療と言えます。
            もちろん審美的に優れている材料ということはいうまでもありません。

             小さな虫歯なら、コンポジットレジン充填で対応することが出来ます。
            しかし虫歯が大きく咬合力も考慮しなければならない場合は、修復材料を患者さんにも選択してもらわなければいけません。
            出来るだけ口腔内から金属を排除して、歯科用金属を構成する金属が唾液によって流出することを減らす事が生体にとって優しい治療と言えます。

             口腔内の金属を減らしていくために、患者さんの意識はこれからますます向上していきます。
            もちろん患者さんの意識改革をしていく必要性が歯科医院側にもあると言えます。

            歯科の『一芸十年』!切磋琢磨の環境と、素直に学ぶ心で積み重ねる勉強の日々。

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              「キュレットワークが上手になりたい」
              「患者さんとうまく話せるようになれたら…」
              「歯周外科を患者さんの負担が少なく確実にできるようになりたい…」
              「ジルコニアクラウンのステイニングをきれいにできるようになりたい…」

               皆、それぞれの立場で仕事の夢や目的を持っていることと思います。
              学びたいという意識が、行動、そして技術の習得につながっていきます。

               私は、年に何回か歯科衛生士さんやデンタルコーディネーターの人達を対象に講演と実習を行う機会があります。受講生の皆さんは、勉強が楽しい様子で、とても熱心に聞いてくれます。ただし、結果を厳しく問われたとき、結果を出すまでの苦しみを楽しさに置き換えていける方はそれほど多くはありません。

               正しいことを正しく学び、自分の手に再現できるように練習する。出来なければ出来るまでひたすら練習するしかないのです。歯科医師をはじめ、歯科衛生士、歯科技工士は、自らの考えと知識を手に再現できてこそ目的が達成されることになるのです。

              【一芸十年】

               長年、漫然と過ごし勉強をした気分になるだけではいけません。自戒を含め、自らの手に考えていることを再現できないと患者さんに歯科治療を提供できない。痛切に感じます。
              一芸に秀でるには最低十年の修業が必要で、十年たったら再評価。この仕事を辞める?続ける?新しい目標をそこでもう一度立てましょう。そこからまた十年の修業。


               さて、勉強と目的達成について二つ、心に刻んでおきたいことがあります。

               切磋琢磨できる環境と、素直に学ぶ心。

               現在、当院では全国から同じ目的を持った歯科医師が集まり学んでいます。参加させてもらっている私が思うことがあります。しっかりした目的を持った人が集まり真剣に学ぶことで、お互いが成長する。まさしく切磋琢磨できるのです。そんな環境を持つことが大切と痛感しています。

               実習で上達が早い人は、素直な人が多いようです。人の意見に真摯に耳を傾けるほど、自分の成長のスピードが早くなる。頭の中を、早く真っ白に出来る人ほど知識の吸収が早いのでは?私にとっての新しい修業がまた始まりました。

              業界特性からみる、歯科衛生士のリーダー論

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                  歯科衛生士向けセミナーで講演していると、受講生からよく受ける質問があります。

                 「スタッフみんながついてきてくれない...一人で頑張っているようでつらい...」

                 指導者の悩み、ですね。若い方の意識の変化などが昨今の特長だが、歯科業界に限ったことではない。

                 指導する立場ゆえの、リーダーとしての悩みです。業界、組織形態を問わず、抱きやすい悩みかもしれません。指導は、受ける方が楽なものです。

                 組織内での指導については巷に参考書、ノウハウ本は溢れていますので、手に取ることもあるかもしれません。
                 しかし、私は指導する際、歯科業界特有の課題があると考えています。


                 歯科とは、患者さんに診療、治療を行い対価を受け取る。業態でいえば個人相手のサービス業といえるでしょう。しかし、サービス業でも、大きく異なる点がひとつあります。

                 それは、レストランなどのように、お客さん側との知識差が少なく、自己判断がしやすいものではないということです。
                 例えば「クリーニングをして下さい」という患者さんが来院したとします。
                レストランであれば客もサービス提供側も、成果(=ゴール)についてそれほど誤解はないでしょう。

                しかし、歯科医院は違います。

                来院される患者さんで、自分の口腔内の現状と将来像を正しく見据えている方は少なく、また
                歯科医院側と患者さんでは治療ゴールへの認識に大きな差があることが多いのです。

                その患者さんにあったセルフケアやプロケア、歯周病について、歯周病が引き起こす全身疾患など…患者さんが知らない情報を提供することも欠かせません。将来のより良いデンタルライフを共有して、仕事にかかることが望ましいのです。

                忙しい日々の臨床現場では、患者さんを見据えた仕事の目的がぶれがちです。

                リーダーの役目は次の3つを迷いなく伝えられること。

                1.誰のために
                2.何を提供するか。
                3.何を学ぶべきなのか。

                新人が学ぶべきことをブレずに明確にしてあげること。これが先ず大切なことですね。


                米国補綴医が驚く「とりあえず」

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                   皆さんもご存じのように、米国では、補綴専門医、歯周病専門医、などに各専門歯科医毎に医院が分かれて存在します。

                    先日、当院の院長がボストン大学歯学部で開かれた講演会に出席しました。
                  その際、米国補綴専門医と当院の院長との会話で、私が非常に印象に残った事柄を今回は紹介しようと思います。

                   テーマは「白か黒か?」

                   米国で、補綴専門医に、日本人の患者さんが来院し抜歯の必要性を患者さんに説明するとします。その際、日本人の患者さんだけが必ず口にする言葉があります。

                  「とりあえず」

                   この「とりあえず」という言葉が、米国の歯科医師からみるととても不思議だそうです。なぜなら、いま抜歯が必要な歯は抜歯を行うのみ。何年保つか断言出来ない歯を、無理にでも保存しておく概念がないのです。言い換えれば判断の保留、先延ばしという概念が無いのです。
                   
                  歯周病に罹患した1本の歯を保存するか否か、この解答はあらゆる検査を総動員して診断決定されるものです。患者さんの口腔内歯周病リスク、カリエスリスク、咬合力、セルフケアの状態、メインテナンス受診率、補綴設計、X線、ライフステージなど、ですね。

                  しかし、臨床の現場で患者さんの口腔内が良好に保てるよう補綴設計を行っても、数年先の変化までは予想できません。生活習慣や口腔内カリエスリスク、歯周病リスクも、食生活、習癖..あらゆる事がみな違ってくるからです。どうすれば?…

                  いま決めること、決定の先延ばしをしないこと。
                  将来の問題を引き起こす、現在のとりあえず。これを自分の臨床から、なくしていきましょう。
                  明日から医院内で「とりあえず」という言葉を使わない!!!努力目標が増えました。


                  セラミッククラウンと熟練の歴史

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                     いま、支台歯の修復やインプラントの上部構造物に使用されているのがセラミックです。
                    口腔内のセラミッククラウンの種類には様々あり、現在こうしている間にも新しいものが開発されていることでしょう。


                      先日の京都府民だよりに人工歯成型職人の記事が載っていました。

                    「義歯に使用される陶歯を、
                    調合された2種類のセラミック粉を金型につめて
                    成型し焼成して作製する。
                    清水焼の技術を元に開発した技術である。
                    機械成型が可能な硬質レジン歯が多くなっているが、
                    天然歯同様の自然さは手仕事ならではです」


                    新しい開発だから、手法も新しくなければならない訳ではなく、
                    古来から行われている技術へ目を向けることの大切さ。
                    歴史です。


                    Porcelain Fused to Metal〜陶材焼付鋳造冠〜

                    セラミッククラウンで、最も歴史が長いものはというと..

                     PFM(Porcelain Fused to Metal)陶材焼付鋳造冠です。
                    世界的に有名な桑田正博先生が確立した技術で、
                    すでに50年以上の歴史があります。
                     
                     セラミッククラウンと言われると、単純に利点ばかりに目が行きがちです。

                    ⭕天然歯とほぼかわらない色や艶をだすことができる。
                    ⭕生体親和性が高い素材である 。

                     製作過程には積み重ねられる手仕事の妙がつまっていること。
                    歯科医師、歯科衛生士の私達は、しっかり認識したいものですね。

                    支台形成からワックスアップ、鋳造、築盛、焼成、研磨、咬合調整などなど
                    『セラミック・クラウン」はあらゆる技術の結晶です。
                    熟練の技が必要です。

                     大切なことは、天然歯とは違うということ。
                    ですから、メインテナンス方法も天然歯のそれとは違ってきますね。
                    技術に敬意を払うからこそ、正しいメインテナンス法も身につく。
                    私たちはそう考えています。



                    歯周治療のmotivation(モチベーション)を左右する"引きだし"

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                        早いものでもう2月も終ろうとしていますね。
                      目標に向って着実にすすんでいけているか?ちょっと振り返りたいこの時期。

                       目標に向うために、誰しも大切なものはモチベーション!!
                      英会話を習う…『どうしても英語がはなせるようになりたい!』
                      料理教室に通う…『彼に美味しいものをつくってあげたい』
                      つまりこれがモチベーションです。

                      motivation…動機づけ

                       私達が歯周治療を行う上でもモチベーションは大切な位置を占めます。
                      モチベーションが成功しないと次に控える歯周治療は順調に進みません。
                      モチベーション方法は患者さんそれぞれによって違います。なぜなら、患者さんの興味や患者さんの習慣、生活背景はそれぞれ違うからです。
                      つまり10人患者さんがいれば10通りのモチベーションが必要なのです。
                      プロの衛生士はこの10通り出せる引き出しが必要です。

                       モチベーションのあとのTBIも同じです。10人患者さんがいれば10通りのTBIが必要です。

                       モチベーションは歯周治療に限らずあらゆる治療の場面で必要です。
                      当院でも、プロビジョナルレストレーションセット前、ファイナルレストレーション前、インプラント治療前・歯周外科処置前等々、とてもたくさんあります。

                       考えたいことは、自分には引き出しがいくつあるか?
                      その引き出しを勉強によってたくさん作り、患者さんに提供する。
                      プロは患者さんに沢山仕込んだ自分の引き出しから、ベストチョイスを行える。

                      あなたの引き出しはいくつ?ですか?


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