歯とライフステージとクオリティオブライフ

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    患者さんが抱える口腔内の悩みは人によって様々です。

     

    口臭、歯並びが気になる。何となく咬みにくい。取りあえず虫歯の痛みを取って欲しい…また、悩みを持つ患者さんの年齢もまた多様といえます。

     

    今回は、患者さんの年齢と治療、いわゆる『ライフステージ』についてです。

     

    歯科医療は同じ治療を行ったとしても、年齢により治療効果は様々です。10代や20代の若年層から40、50代のミドル、そして80、90代まで各年代ごとに大きく異なるだけでなく、患者さんの生体にも影響されます。ざっと書き出しても

     

    ・口腔内を維持するケア能力

    ・咀嚼筋群の力

    ・歯の残存本数

    ・唾液量

    ・全身疾患の有無

    ・口腔内に装着されている補綴の種類

     

    …これほど多種多様な要因に左右されるのです。

     

     仮に、どの世代でも治療の差がなさそうな軽度の虫歯治療でも、セルフケアの行き届いた10代とカリエスリスクが高く唾液量が少ない高齢者では選択すべき材料が全く違ってくることもあります。

     

     歯周治療はいうまでもありません。「もう年だから・・」「あと10年くらい食事を楽しめればいいから・・・」そうおっしゃる高齢の患者さんは少なくありません。しかし、治療のチャンスを逃した後で全身疾患を患い、本来受けた方がよかった治療が既に手遅れいうこともあります。

     

     それぞれの年代、ライフステージにあわせた材料や治療内容の選択はとても重要といえます。なぜなら、豊かな『クオリティオブライフ』の実現につながるからです。



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